不妊治療の一環、卵子提供プログラムとは何か

卵子提供を望む女性が急増する不妊治療の現実

日本では、不妊治療に対する意識は年々高まっており、積極的な取り組みも行われています。しかし、生まれつき卵巣機能が低い女性、卵巣に問題がある女性にとって、不妊治療には限界があります。そこで、卵子提供プログラムを受ける女性たちが急増しているといわれています。卵子提供とは、卵子提供者の卵子と夫の精子を体外受精し受精卵を作り、それを妻の子宮に移植するものです。卵子提供を受ける患者の平均年齢層は、40代後半だそうです。自己卵子での不妊治療に結果が出ずにいる夫婦にとっては、卵子提供は妊娠する最後のチャンスといえるでしょう。

着床前診断の目的とは

着想全診断は、受精卵の染色体異常や遺伝子の疾患などを早期に見つけることが目的です。また、卵子提供で受精卵を作る場合、母体のことも考え、より流産、異常妊娠のリスクを減らす目的もあります。自然妊娠においても、体内で受精した受精卵のうち、2~3割は異常を起こすことがあります。卵子提供をして妊娠しようとする女性は、40代前後で妊娠年齢が高めの方が多いので、より安全を考慮して、着床前診断をしているのです。

卵子提供での妊娠中に気を付けたいこと

卵子提供で妊娠をした女性は、自然妊娠と比べて早産が1.5倍、出産後も癒着胎盤を起こし大量出血を引き起こす危険性が明らかになっています。妊娠中は規則正しい生活をし、妊娠時に必要な栄養素である、葉酸、カルシウム、鉄分などは特に積極的に摂取するよう、食事にも気を配る必要があります。卵子提供での妊娠は、体内に入っている受精卵が卵子も精子も他人のものなので、拒絶反応をあります。免疫力をアップするためにも、栄養素を十分に摂取することが大切です。

卵子提供は、アメリカやマレーシアなど海外の医療機関で活発に行われており、不妊治療の新しい方法として注目が集まっています。